教室案内

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教授あいさつ

浜松医科大学皮膚科学講座教授 本田哲也

2020年4月1日付で浜松医科大学皮膚科学講座の第四代教授を拝命いたしました、本田哲也でございます。当講座は1977年の開講以来、静岡県の皮膚科地域医療の要となってきました。また、多くの人材を輩出し、臨床研究・基礎研究による世界的な成果を発信してきました。それらの研究成果はいずれもしっかりとした皮膚科診療を基盤としたものとなっています。先代の先生方が築きあげられました、当講座の診療、研究の良き伝統を受け継ぎ、さらに時代に合わせてそれらを発展・新展開することで、これからも静岡県の地域医療を支え、日本・世界の皮膚科学の発展に貢献し、そして次世代を担う皮膚科医の養成に、真摯に取り組んでまいります。

浜松医科大学皮膚科学講座教授
本田 哲也

教室の沿革

浜松医科大学皮膚科学講座は1977年(昭和52年)4月、山田瑞穂初代教授以下、田上八朗助教授、青島忠恕講師、森口隆彦講師、ほか助手2名の6名でスタートしました。山田瑞穂教授は、講座の礎を築かれ、また現在まで続く 当講座の重要な研究テーマである皮膚リンフォーマの研究を始められました。1990年(平成2年)には第二代教授として瀧川雅浩教授が就任しました。瀧川教授のもとでは、皮膚リンフォーマの研究の他、皮膚免疫学の研究が飛躍的に発展し、アトピー性皮膚炎、光線過敏症、薬疹、脱毛症、悪性黒色腫の経皮免疫療法等が主なテーマでした。2011年(平成23年)からは第三代教授として、本学の助教授から産業医科大学皮膚科学教室教授に転任されていた戸倉新樹教授が就任され、アトピー性皮膚炎、乾癬などの免疫・炎症性疾患、皮膚リンフォーマ、発汗障害などの疾患についての診療、および基礎・臨床研究をさらに発展させました。2020年からは本田哲也教授が第四代教授として就任しました。これまでの当教室の研究テーマを継続しつつ、更に新しい分野の開拓を目指して、研究・診療活動を行っております。

初代山田 瑞穂
初代 山田 瑞穂
1950年 京都大学医学部卒業
1977年4月1日~1984年4月30日 浜松医科大学皮膚科学講座教授
1984年5月1日~1988年4月30日 浜松医科大学皮膚科学講座教授教授兼副学長
1988年5月1日~1990年4月30日 浜松医科大学皮膚科学講座教授
1990年5月1日~1994年4月30日 浜松医科大学副学長 兼 浜松医科大学附属病院病院長
二代目瀧川 雅浩
2代目 瀧川 雅浩
1970年3月 京都大学医学部卒業
1990年10月16日〜2010年3月31日 浜松医科大学皮膚科学講座教授
2010年4月1日~2014年3月31日 浜松医科大学附属病院病院長
三代目戸倉 新樹
3代目 戸倉 新樹
1982年3月 浜松医科大学医学部卒業
2002年11月 産業医科大学皮膚科学講座教授
2011年1月1日〜2020年3月31日 浜松医科大学皮膚科学講座教授
四代目本田 哲也
4代目 本田 哲也
2000年 京都大学医学部卒業
2000年 京都大学医学部附属病院皮膚科・研修医
2001年〜2002年 島根県立中央病院皮膚科・医員
2002年〜2003年 大阪赤十字病院皮膚科・医員
2003年〜2007年 京都大学大学院医学研究科・大学院生(成宮周教授)
2007年〜2010年 京都大学医学部附属病院皮膚科・助教
2010年〜2012年 米国国立衛生研究所・visiting fellow (Ronald N Germain博士)
2012年〜2015年 京都大学大学院医学研究科・次世代免疫制御を目指す創薬医学融合プロジェクト・特任准教授
2015年〜2020年 京都大学大学院医学研究科・皮膚科学講座・講師
2020年4月1日~現在 浜松医科大学皮膚科学講座教授

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